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誰にでもできる酢靴下で水虫菌を退治する!

水虫の原因となる白癬菌。白癬菌は「真菌類」といって寄生により生きていく性質をもつ真核細胞生物です。一般の細菌と違うため抗生物質では効きめがなく、専用の治療薬が必要となってきます。ところが、台所にある食材でこの真菌類を退治してしまうものがあるのです。それが「酢」です。酢の殺菌効果はよく知られており、昔から足に酢をつけて水虫を退治する方法は、民間療法として広く用いられてきました。

水虫の完治が難しいのは、皮膚の表面だけ殺菌しても、水虫にとっていい環境がそろえば、再びぶり返すこと。それは皮膚表面だけでなく、中までももぐり込んで生き残っているものがあるため。湿気があると、また悪化するのはそのせいなのです。しかし酢は殺菌するだけでなく、中まで浸透してゆく効果があります。ただしスーパーなどで売られている安価な酢は、皮膚表面を殺菌するだけで、中まで浸透せず、肌にもよくありません。そこでおすすめなのが、黒酢のように長い時間をかけて発酵・熟成させてできたお酢。

発酵・熟成に時間をかけたお酢は、非常に強い殺菌力があるものの、酢酸の刺激は弱いので肌にしみることがありません。また、皮膚を修復するアミノ酸や炎症を改善するビタミンB1やB2なども豊富に含んでいます。そのようなお酢を水で薄めて塗るだけでも効果がありますが、市販の五本指靴下を使い、次の手順で「酢靴下」を行えば、よく浸透して、いっそう高い効果が得られるでしょう。

①酢適量を10~20倍程度の水で薄めて、水虫のある部分にかける。症状のひどいところ、指股はとくにていねいに

②指がぬれたままの状態で、五本指の靴下を履く。その上から、さらに①をかける

③靴下を履いた足をビニール袋で包み、足くび部分を輪ゴム等で止め、2時間ほどおき、最後に水できれいに洗い流す

笹の葉の煮汁ローションが白癬菌を撃退!

笹だんごや笹あめ、おにぎりや餅を包むなど、日本では古くから笹の葉が食物の保存や料理に利用されてきました。これは笹の葉に、殺菌力や防腐作用が高いことを日本人が知っていたからです。この笹の葉がもつ優れた殺菌力が、水虫治療にも効果があるといわれます。笹の殺菌作用の特徴は、細菌やカビの遺伝子を真っ先に破壊する点です。

この特徴が、白癬菌の遺伝子を破壊し、再発を抑えるのにたいへん効果的に働きかけるというわけです。ここで紹介する「笹の葉の煮汁ローション」は、笹の殺菌力をいかして白癬菌を撃退し、足の臭い取りに効果的な方法です。材料は笹の菓500g。これを何度も煮詰めてエキスにします。笹は漢方でも使われる”クマ笹”がベストですが、他の笹でも効果があります。作り方は次のとおり。

①よく洗った笹の葉を1ヶ月ほど自然乾燥させ、細かく切る

②水1?に笹の葉を入れ、中火にかけ、200mlくらいまで煮詰める

③煮詰まったものにまた水を1?足し、これを5回線り返す

④煮汁が茶褐色になったら、コーヒーフィルターなどで濾す

濾したエキスは、1日2~3回、直接患部に塗りましょう。なお笹を煮る際に鉄鍋を使うと、笹に含まれるタンニンに反応して黒くなるので、土鍋やアルミなどを使ってください。笹に秘められた殺菌パワーを、水虫や臭い撃退に使ってみてはいかがでしょう。

毎日朝と晩のショウガの足湯で水虫治療

女性にも水虫で悩んでいる人が増えてきている昨今ですが、実はこの水虫、”冷え”が原因で起こっている場合もあるのです。冷えは、年齢や性別に関係なく悩まされる症状ですが、水虫に悩む女性のなかには、その冷えが水虫の原因になっていることがあるので、ご注意ください。冷えとは、ストレスやホルモンのバランス、肥満、動脈硬化などの理由で血管が収縮した状態になり、血流が悪くなっていることで起きています。とくに手や足には、毛細血管が多く、そこにあたたかい血液が流れないので、冷たいと感じることが多いのです。

そして手足の末端が冷えていると新陳代謝が落ちて、古い角質がはがれにくくなり、その角質が細菌を繁殖させ、水虫になりやすくするのです。そこでおすすめしたいのが、「ショウガの足湯」です。ショウガには細胞の代謝を活発にする細胞賦活作用や真菌に対する殺菌効果があります。ショウガ汁を入れた湯で毎日、朝晩、足湯をすると、水虫に効果的です。さらに、ショウガには発汗作用があり、皮膚から浸透したショウガエキスにより、足の血行だけでなく、全身の血行もよくなって冷え症の改善にも効果的なのです。それでは、「ショウガの足湯」の作り方とやり方を紹介しましょう。

①すりおろしたショウガ150gを水2?に入れ、中火で30分煮る

②煮汁が冷えたら洗面器に移し、15分ほど足をつけておく

患部がしみる場合は、薬効が浸透している証拠。よほどの症状が出ない限り、続けてかまいません。なお水虫は伝染するので、足湯のお湯は使用後は捨てて、洗面器も清潔にしましょう。また、使用するショウガは、薬効を考えると、チューブなどに入っているものではなく、ヒネショウガをすりおろして使うのがおすすめです。

可憐な白い花のドクダミで水虫退治。フライパンで作れるドクダミの蒸し焼き湿布

日本の薬草の中でも、最もポピュラーで、薬効の高い植物が「ドクダミ」です。漢方では解毒剤として用いられ、利尿、湿疹、腫れものなどに効果があるとされます。健康茶のひとつとしてドラッグストアにも並んでいるので、体にいいイメージがあるのではないでしょうか。昔から民間薬のひとつだったドクダミですが、近年、さまざまな研究で有効成分が発見され、その薬効も科学的に証明され始めています。

ちょっと生臭いような独特の臭いが特徴のドクダミ。実はこの臭いに含まれる精油成分のひとつ、デカノイルアセトアルデヒドに強い抗菌作用があるのです。ブドウ球菌をはじめ、多くの細菌に対する殺菌作用があり、傷口の化膿止め、ニキビやオデキの炎症を鎮めます。そしてさらには、臭いの原因である水虫を治す働きも強いのです。ドタグミは、日本全国、野山はもちろん、庭や空き地などでとることができます。ではドクダミの薬効をいかした「ドクダミ蒸し焼き湿布」の作り方を紹介しましょう。

①ドクダミをよく洗い、重ねてアルミホイルで包み、フライパンで蒸し焼きにする

②アルミホイルから湯気が出て、ドクダミが軟らかくなったら取り出す

③ドクダミをすり鉢でペースト状になるまですって、ガーゼに塗り、患部に約30分貼る

ポイントは、新鮮な生葉を使うこと。抗菌作用のある精油は揮発性なので、成分が飛散してしまうため、作ったらすぐに使いましょう。ドクダミの開花時期は5月下旬から6月頃で、秋以降は葉や茎もなくなってしまいます。生葉が手に入る季節が限られるので、この療法で1ヶ月を目標に完治させたいもの。そのためにも、出かけるとき以外は常にドクダミを患部に貼り、寝るときも貼ってソックスを履くようにし、1日2~3回貼りかえましょう。

簡単なのに効果抜群!家庭でできる緑茶カテキンタオル

緑茶には、抗生物質も効かない院内感染の原因菌、黄色ブドウ球菌(MRSA)を殺菌してしまうほどのパワーがあることが実験で認められています。とくに緑茶に含まれるカテキンには、強い抗菌・殺菌作用があるといわれています。水虫の原因となる白癬菌に対する抗菌・殺菌作用も研究報告され、臨床現場でその効果がすでに認められています。

この緑茶カテキン・パワーを使った水虫治療法で、自宅でも手軽にできるのが「緑茶カテキンタオル」です。その他に、濃いめの緑茶または番茶を洗面器に入れて足を15分ほど浸す「足浴」もおすすめ。このとき足を湯に5分ほど浸してから、手の指で患部をよくマッサージすると水虫や臭いの予防に効果的です。

また、出がらしの茶がら10~15gをストッキングに詰めて5分間浸し、成分をよくもみ出して入浴するといった方法もあります。ただし、緑茶カテキンはタオルや浴槽を変色させやすいので、専用のタオルを使い、まめに浴槽を洗うことが必要です。緑茶療法は毎日行うのが理想的ですが、できる日だけでOKです。市販の薬では水虫が改善しなかった人でも効果はかなり期待できます。